製造分野特定技能1号評価試験について解説!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

在留資格「特定技能」の対象となる特定産業分野の一つに、製造業分野があります。

この製造業分野には、「素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業)の3つが存在しています。

製造業分野に限らず、在留資格「特定技能」を取得するためには、原則的に特定技能評価試験に合格することが必要になります。

そこで、今回は、製造分野の特定技能評価試験である、「製造分野特定技能1号評価試験」について考えていきたいと思います。

皆様の参考になれば幸いです。

製造業分野の在留資格「特定技能」については、以下の記事を参考にしてください。↓
素形材産業分野の「特定技能」ビザについて徹底解説!

産業機械製造業分野の「特定技能」ビザについて徹底解説!

電気・電子情報関連産業分野の「特定技能」ビザについて解説!

実施回数や実施時期、実施場所は?

実施回数や実施時期、実施場所は?

実施場所については、経済産業省が指定する複数ヶ国において実施するとされています。

また、実施回数についても、上記指定した場所について各1回程度、試験実施環境が整った場所から順次実施するとされています。

受験者資格は?

受験者資格は?

受験資格については、原則として、試験日において、満 17 歳以上の外国人になります。

ただし、「試験実施国の事情も勘案し、決定する。」とされていますので、注意が必要です。

試験言語と実施方法は?

試験言語と実施方法は?

試験言語については、試験が実施される実施国の言語が用いられます。

また、実施方法は、学科知識および実技能力を問う試験について、コンピューター・ベースド・ テスティング方式、ペーパーテスト方式又は 製作等作業試験方式で実施されることになります。

試験水準について

試験水準について

試験水準については、特定技能1号の試験免除とな る技能実習2号修了者が受験する技能検定3級試験程度を基準となります。

試験科目について

試験科目について

試験科目は、経済産業省が指定する19試験区分(鋳造、鍛造、ダイカスト、機械加工、金属プレス加工、鉄工、工場板金、めっき、アルミニウム陽極酸化処理、仕上げ、機械検査、機械保全、電子機器組立て、電気機器組立て、プリン ト配線板製造、プラスチック成形、塗装、溶接、工業包装)について、学科試験及び実技試験を実施されます。

学科試験

学科試験では、CBT方式又はペーパーテスト方式により、材料や安全衛生、作業の方法等、技能の裏付けとなる知識が問われます。

実技試験

実技試験では、以下のいずれかの方法によって試験が実施されます。

1、製作等作業試験方式により、制限時間内に物の製作、組立て、調整等を行わせ、その技能を評価する方法。

2、CBT方式又はペーパーテスト方式により、技能者として体得していなければならない基本的な技能について、原材料、模型、写真等を提示して、判別・ 判断等を行わせ、その技能を評価する方法。

合否の基準は?

合否の基準は?

合否の基準については、

100 点を満点として、学科試験は 65 点以上、実技試験の合格基準は、以下とおりになります。

実技試験の合格基準

1、溶接

手溶接作業は JIS Z 3801、半自動溶接作業は JIS Z 3841 に基づいて判定されます。

2、その他の試験区分

60点以上が合格基準になります。

まとめ

製造分野特定技能1号評価試験についてのまとめ

今回は、製造分野特定技能1号評価試験について考えてきました。

製造分野特定技能1号評価試験については、今後も新たな情報が発信されると思いますので、今後もこちらの記事で新しく加筆をしていこうと思います。

今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。

「特定技能」ビザについて解説した記事一覧は、以下の記事にまとめています。↓
特定技能の在留資格について解説した記事一覧(まとめ)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。