自動化ゲートとは?登録方法などを詳しく解説します!

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日本人や再入国許可等によって出入国する外国人は、事前に登録することによって、自動化ゲートを利用することが可能です。

そこで今回は、自動化ゲートについて考えていきたいと思います。

皆様の参考になれば幸いです。

外国人の在留資格全般については、以下の記事で解説をしています。↓
外国人の在留資格についてわかりやすく解説します!

自動化ゲートとは?

自動化ゲートとは?

自動化ゲートとは、

事前登録を行い、パスポートと指紋の照合により本人確認を行うことで、自動的に出入国手続きを行うことができるシステムです。

つまり、自動化ゲートを利用することによって、スムーズに出入国の手続きを行うことが可能になります。

自動化ゲートのイメージ↓

自動化ゲート

<参照:法務省 自動化ゲートの運用についてより>

トラスティド・トラベラー・プログラムとは?

トラスティド・トラベラー・プログラムとは?

2016年11月から、トラスティド・トラベラー・プログラム(TTP)という制度が開始されました。

この制度は、頻繁に日本に入国する外国人が、一定の要件を満たすことで、「信頼できる渡航者」 とあらかじめ認められた場合は、自動化ゲートを利用し、上陸許可の証印を省略できるようになり、上陸許可の証印に代わる上陸許可の証明手段として「特定登録者カード」を交付するものです。

つまり、今まで、自動化ゲートを利用できる外国人は、再入国許可を有する在留外国人に限られていましたが、「トラスティド・トラベラ ー・プログラム(TTP)」が導入されたことにより、在留資格「短期滞在」で入国しようとする外国人のうち、過去に一定回数以上の来日歴を有し、国内外の上場企業等に勤務するなど出入国在留管理上のリスクが低いと認められる外国人も、自動化ゲートを利用することができるようになったということです。

自動化ゲートの設置場所は?

自動化ゲートの設置場所は?

自動化ゲートは、現在

・ 成田空港(第1ターミナル及び第2ターミナル)

・ 羽田空港

・中部空港

・関西空港

に設置されています。

自動化ゲートを利用するための登録方法は?

自動化ゲートを利用するための登録方法は?

自動化ゲートを利用するために必要なものは、以下のとおりです。

再入国の外国人のケース

・パスポート(旅券)

・在留カード

自動化ゲート利用希望者登録申請書

日本人のケース

・パスポート(旅券)

自動化ゲート利用者希望登録申請書

などを持参して登録カウンターの職員に渡し、指紋の登録をする必要があります。

また、自動化ゲートの利用者登録や利用には手数料は必要ありません。

利用者登録を行うことによって、登録を行った空港以外でも自動化ゲートを利用することが可能になります。

ただし、パスポートを更新したときや再発行したときは、改めて自動化ゲートの利用希望者登録が必要になりますので、注意が必要です。

利用者登録申請書は、空港の登録カウンターにも備え付けられているので、その場で記載することもできます。

なお、上記手続きは、再入国許可の外国人のケースです。

外国人の再入国許可については、以下の記事で詳しく解説をしています。↓
再入国許可とは?みなし再入国許可と合わせて徹底解説!

自動化ゲート利用希望者登録の受付場所と時間は?

自動化ゲート利用希望者登録の受付場所と時間は?

自動化ゲート利用者希望登録の受付場所や時間は以下のとおりです。

成田空港

・第1ターミナル出国審査場

受付時間:出国審査場開設中は常時可

・第1ターミナル上陸審査場

受付時間:8時~17時

・第1ターミナル中央ビル2階お客様ご案内センター隣

受付時間:8時~16時

・第2ターミナル出国審査場

受付時間:出国審査場開設中は常時可

・第2ターミナル上陸審査場

受付時間:8時~17時

・第2ターミナル3階国際線出発ロビー北団体33番カウンター

受付時間:8時~16時

登録カウンターの場所などは法務省から発表されている以下のパンフレットで記載されています。↓

成田空港案内図

羽田空港

・国際線旅客ターミナル3階出発ロビーAチェックインカウンターの隣

受付時間:8時~17時

・上陸審査場内の入国管理局事務室

受付時間:8時~16時

・各出国審査場

受付時間:出国審査場開設中は常時可

登録カウンターの場所などは法務省から発表されている以下のパンフレットで記載されています。↓

成田空港案内図

中部空港

・出国審査場

受付時間:出国審査場開設中は常時可

・3階チェックインAカウンター付近

受付時間:9時~16時(土・日・祝日,12月29日~1月3日を除く)

登録カウンターの場所などは法務省から発表されている以下のパンフレットで記載されています。↓

中部空港案内図

関西空港

・第1ターミナルビル4階国際線出発ロビー(CIQ PRルーム内)

受付時間:8時~21時

・第1ターミナルビル3階南北出国審査場

受付時間:出国審査場開設中は常時可

・第1ターミナルビル2階南北上陸審査場

受付時間:8時~16時

・第2ターミナルビル(国際線)自動化ゲート利用者登録室

受付時間:8時~16時

・第2ターミナルビル(国際線)出入国審査場

出国審査場開設中は常時可

登録カウンターの場所などは法務省から発表されている以下のパンフレットで記載されています。↓

関空案内図

その他、東京入国管理局や名古屋入国管理局、大阪入国管理局などで利用者登録をすることが可能です。

自動化ゲートを通る時のやり方は?

自動化ゲートを通る時のやり方は?

外国人の方が自動化ゲートを利用する際のやり方は、法務省のホームページでわかりやすく解説をされています。

以下、イメージ図です。↓

(みなし再入国で出国する場合↓)

みなし再入国で出国する場合

(再入国で出国する場合↓)

再入国で出国する場合

(日本人が自動化ゲートを利用する場合↓)

日本人が自動化ゲートを利用する場合

<参照:法務省 ホームページより>

自動化ゲートを利用した場合はスタンプが押されない

自動化ゲートを利用した場合はスタンプが押されない

自動化ゲートを利用して手続きを行った場合は、パスポートにスタンプは押されませんので注意が必要です。

スタンプの押印を希望する場合は、自動化ゲートの通過後、出国手続きの際は、航空機に登場する前に、帰国手続きの際には、税関検査前までに、各審査場事務室の職員にお願いする必要があります。

上記の手順を過ぎてしまった場合は、パスポートへスタンプを押してもらえなくなりますので、スタンプが欲しい人は、忘れないようにしておかなければなりません。

まとめ

日本人や外国人も利用する自動化ゲートについてのまとめ

今回は、日本人や外国人も利用する自動化ゲートについて考えてきました。

自動化ゲートを利用することによって、スピーディに出入国の手続きを行うことができるようになりますので、積極的に活用をしていくことが期待されています。

今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。

その他、外国人の方に対する日本の取り組みについては、以下の記事でも解説をしています。↓

観光立国実現に向け外国人に対する日本の取り組みについて

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